完食を誓ったのに、お昼のカレーを食べられなかった。
悔しさと達成感、両方が入り混じった一日。
🌅 早朝
朝5時前、トイレに起きた。
微熱で体温は37℃。咳も出始め、傷に響かないようマスクをつけたけれど、眠れずに朝を迎えた。
🥢 朝食は完食!
点滴も外れた今、栄養は食事から摂るしかない。
「今日は完食するぞ」と誓った。
朝食は全粥。牛乳とお茶はあとでいただいたが、食事はすべて食べきれた。
(やった!全部食べられた!)
🍛 お昼のカレーが食べられなかった

ところが、昼食は普通のご飯に切り替わり、しかも大好きなカレー。
「これは嬉しい!」と思ったのも束の間、お腹が張って吐き気が強く、箸が進まない。
術後からまだ便が出ておらず、排尿時にもガスが出て痛みを感じるため、余計に不安で食べられなかった。
看護師さんは「残して置いてもいいですよ」と言ってくれたけれど、結局下げてもらった。
「完食する」と決めたばかりだったのに、食べられない自分が情けなくて、涙が出そうだった。
そこで、痛み止めと酸化マグネシウムを服用。
1時間後にようやく便が出て、すっきり。
🍚 夕食はまた完食!
夕食は全粥に戻してもらい、今度は喉を通った。
全部食べきれて達成感を感じた。
🌿 管からの解放
背中に刺さっていた痛み止めの管もこの日で外れ、首にぶら下げていた黄色い巾着袋ともお別れ。
歩けるようになったけれど、足取りはまだひよこ並みだ。
汗をかいていたので一人でパジャマに着替え、夕食後はデイルームで本を30分ほど読書。
寝る前に錠剤の痛み止めを飲み、この日を終えた。
4日目を終えて
この日の一番の記憶は「お昼のカレーを残したこと」。
美味しそうなのに食べられなかった、その悔しさが心に残っている。
📖 入院の体験を1日ごとにまとめています。
👉 シリーズまとめページはこちら