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🛳️【旅行記①】オレンジフェリーで行く大阪万博の夜〜一人旅と、静かな決意のはじまり〜

今月に入って、急きょ大阪万博へ行くことを決めた。
思い切って、ひとり旅。

手術を控えた今、心と身体に少しでも風を通したかった。
なかなか休みを取ろうとしない夫のことは、今回は置いていく。
「今、行けるうちに行こう」──そんな気持ちだった。

7月8日の夜、オレンジフェリーに乗るため東予港へ向かった。


約2年ぶりのフェリー乗船。到着すると、いつの間にか立体駐車場ができていて、
次々とトラックが船に吸い込まれていく様子が見えた。

乗船手続きを済ませ、ロビーに入ると、まるでホテルのような開放感。


全室個室という安心感もあり、気持ちがふっとほぐれる。
近畿方面へ旅する際には、出航時間が22時という余裕もあり、よく利用している。

荷物を個室に置き、21時過ぎに船内レストランへ。

鯛出汁ラーメンだけのつもりが、レジ前の人が注文していたビールが目に入り……
つい、自分も追加してしまった🍺

少し太めの麺に、焼いた鯛とかいわれ大根、レモンの輪切り。
透き通ったスープはやさしい鯛の出汁が香り、夜でも胃にやさしい一杯。
久しぶりのビールとともに、旅の始まりを味わう。

食後は、お腹がいっぱいになったせいか、ちょっとぼんやり。
デッキで夜風に当たりながらアイスを食べようと、自販機でハーゲンダッツを購入。


出航前の空気と静けさの中で食べるアイスは、なんだか特別な味がした。

ふと気づくと、下の甲板ではアンカーが巻き上げられ、船がゆっくりと岸から離れ始めていた。
工場の明かりが遠ざかり、船の煙が空へと昇っていく。
その煙が、月明かりをかすめていく様子が、なんとも幻想的だった。

出航してすぐ、潮風が肌に心地よく、昼間の暑さをすっかり忘れさせてくれる。
デッキでしばらく風に吹かれてから、展望浴室へ。

外で30分ほど過ごしていたせいか、身体が冷えていたのだろう。
お風呂のお湯が、いつもより熱く感じた。

湯船でしっかり温まり、水分をとってベッドへ。
船の揺れと潮風に包まれながら、静かに目を閉じた。

万博への旅1日目は、こうしてゆるやかに始まっていった。

🚶‍♀️ 次回:
【旅行記②】大阪万博2025 入場レポ!灼熱の待機と感動の一歩目へ続く

🚢参考リンク

▶️ オレンジフェリー公式サイト(東予〜大阪航路)

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この記事を書いた人

愛媛で多肉植物と暮らして10年以上。  環境のこと、体調のこと、そして日々の小さな気づきを綴っています🌿  

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